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憧れ？
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「あんた、その、男好きってんじゃないよね」 自分の背丈をはるかに越える元述を見上げて、いつもなら立て板に水の房子が言いにくそうに質問する。 「何を突然？」 「だって文秀様を見る視線が…ゴホゴホ、いや、なんとなく」 「別に女にも、ましてや男になど興味はない。俺の興味は強さだけだ。例えば、彼のような」 そう言って文秀を見つめる目は、医者でも温泉でも治せない例の病に侵されているそれにも似て。 「はぁ…（結局ホモなのか、単にあこがれているのかわからないよ）」 おわり(041206) |
蛇足 「お医者様でも草津の湯でも恋の病は治りゃせぬ」て言い回し、知ってる人少ないのかな。 |