| 耳
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「膠着状態ですね」 「ち、化け物どもめ。数でモノを言わせやがって。 どうにか突破口を開かねばならんのだが…よし、元述、ちょっと耳を貸せ」 「はっ」 「それじゃ聞こえないだろう。もっとそばに寄れよ」 「はっはい！」 「この策は味方から騙すんだから他言するなよ。まず………」 「………（うわ、将軍の顔がこんなにそばに…耳に将軍の息がかかって…ふわ…）」 「…おい、聞いてるのか、ボーッとして」 「はっ！えー、まず将軍の特殊部隊を３つに分け内一つをおとりに使って、そこから……」 「…一応は聞いていたみたいだな。まったく、戦場だってのに緊張感なしか。 さすがは元述郎、てところか」 「し、失礼しました！」 「ま、それだけ精神的に余裕がある方がいいかもしれんな。 …元述、頼むから死んでくれるなよ」 「はい！将軍こそ御武運を！ （将軍が俺に「死ぬな」とおっしゃって下さった！！よぉしがんばるぞ！！）」 その後の花郎・元述の活躍は快堕天撃破を含めすさまじいものだったとか。 どっとはらい。 (040220) |
上から７番目の元述が書きたかっただけの一品。 とあるサイト様に贈った絵からこーゆー話が発生。 |