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人非人第7巻121頁より
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「心を入れかえたってことか？なあ英實よ」 「将軍…それが…あまりにも恐ろしかったんです……阿志泰様は。 人間は……人間とだけ付き合うべきだと悟ったんですよ」 「…英實、お前まさか見たのか？あいつの…」 「ええ、私は…あの日、見てしまったんです…… ……夜になると彼の首が伸びて行燈の油をペロ〜リペロリとなめているところを！」 「そうそう信じられないことに、手で顔面をなでると目も鼻も口もなくなってしまうんだ！」 「その正体は百年を経た猫で、尻尾が二股に分かれてて。 きっとあの二本のおさげがその尻尾のなごりなんですよ！」 「二本のおさげ？ …俺が知ってるのはあの長い髪を上げると後頭部にもう一つ口が隠れてて、 あのおさげを手のように使って団子をその口にほうり込むっていう…」 「…なーんてな」 「彼の場合、絶対有り得ないとは断言できませんけどね」 「確かに」 「…なんだか、どこかで根も葉もない事でボロクソにいわれている気がする。 ねぇ、ルゥ、元述を呼んでくれないか。え？たいした事じゃないんだ、 ちょっと気分が悪いから憂さ晴らしをしたいなーってね」 おわり(041205) |
蛇足 そしていじめられる元述。 人非人の阿志泰の事だからダーツの的にしてみたり、 首だけとってサッカーボールの代わりにしたり………ごめん元述。 韓国の妖怪はトケビしか知らないのでやむなく日本の妖怪達にご登場を。 |