「犬(戌)は居ぬ！…てな。
やーどーしてもご主人はんが滑鼠と犬が絡んだネタを思いつけんっちゅーからワイが出てきたったんや〜。別に犬が描けんてわけではな…いや、うちのご主人はんの事や、ホンマに描けんのとちゃうんか。大体正月前になって練習用の犬のいっぱい載ったカレンダーをどっかになくしてもーてなんて言い訳ゆーっとったけど別にカレンダーなくてもいろんな方法があるはずやと思うんやけどお客はんはどう思います？だいたいや、うちのご主人はんは……」



「…あの小老鼠、それは」

「ハリセンといって、ああいう奴をこれで張り飛ばすのが礼儀だと聞いているが」

「礼儀というか…そもそもそれでは鍵盤が怪我を」

「音ほどには打撃はないという話だ」

「ですがその大きさでは」

「お客人にあんなつまらぬ冗談をいう馬鹿者にはこれでも足りないぐらいだ」

「………（ご主人様も同じ冗談を言ってたような……）」

２００６年春節画。…ええ何も言いますまい(泣)
060129



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